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2012-10-29

三上

数年前「思考の整理学」という本が世間をにぎわしました。
頭の中のごっちゃりした考えをどのようにまとめ、次につなげるか。
筆者の経験をもとに分かりやすく書かれています。
さて、この本の中に「三上」という言葉が出てきます。

三上とは「枕上」「馬上」「厠上」を指し
いいアイディアはいつもリラックスできる場所から生まれるというのです。
欧陽州曰く「特にこの三か所がイイ感じ(ローラ風)」と。

「枕の上」「馬の上」はすんなり理解できますが、最後の「厠上」がすこしひっかかります。
現代に置き換えると「トイレの中」ですが、なぜ「中」や「入る」を意味する言葉ではなく
「上」をつけるのでしょうか。

ついでに現代中国語もみてみましょう。
トイレに行くは「上厠所」、大学に行くも「上大学」と動詞に「上」を使用します。
代わって厨房に行くは「下厨房」と「下」を使用し、上厨房とはいいません。
「上」と「下」はなにやら中国人の習慣と意識を深く表現しているような気がしないでもありません。
位置関係とも少し違うようだし、一体どういうことなのでしょうか…


謎多き、「トイレ」と「上」の関係。
さて「厠上」に戻ってみましょう。現在ではだいぶ少なくなりましたが、
北京でも繁華街を少しそれると、狭い個室ではなく「開放的」な公衆トイレがあります。
もしかすれば三上といわれた古代中国において、日本人が想像するような個室は一般的ではなく、
広い空間で洋式のような便器を、天上人は利用していたのではないでしょうか。
しかし動詞の問題はなぞのまま。
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2012-10-25

万聖節快楽!

2012ハロウィーン
ハッピーハロウィーン!
中日言語学院ではちょいと気分を盛り上げようと
事務室のガラス窓に可愛いシールを張り付けています。
普段は開けっぱなしが多い事務扉ですが、この時期はなるべく閉めておきます。
ほんのすこしではありますが、暫くの間ハロウィーンをお楽しみ下さいませ。
2012-10-22

かわいそうなぞう

日本人なら誰もが涙した「かわいそうなぞう」
子どもならまだしも大人が泣くとか(笑)と油断していると
空腹の象が一生懸命芸をするあわれな姿に思わず涙腺がゆるんで慌てふためきます。

さてそんな作品を中国人はどう評価するのかなと
ふたたび日本語のできる中国人学生に読み聞かせました。

・・・

「ここ、この万歳三唱は、帝国主義の象徴で・・・だから(涙声)」
「たぶん、中国人には、うけいれられません(うつむき加減)」

中国人学生から何かをこらえている声で気にくわない部分を説明されました。
そうかそうかと、一生懸命芸をする部分を繰り返し読むと「もういいから!」と涙目で怒られました。
ジョン、トンキー、ワンリーのお話は戦時中のことなのでどうなのかと気になっていましたが
あの文章は、国境を越えて人を泣かせる効果があるようです。
2012-10-15

金蟾さん

中日言語学院の玄関を入ると、左手に腰の高さぐらいの棚があります。
上には本や置物がありますが、その中でもひときわ異彩を放っているのが金蟾(きんせん)さんです。
極彩色の外見に、丸いお金を咥えて、中国だぜ!と全身で主張しています。
この方は、犬のように見えますが、カエルです。しかも足が三本あります。
持ち上げると後ろから一本生えているのが確認できます。

大量のお金のうえに鎮座まします金蟾さん、
その見た目通りお金を引きよせてくれる実はありがたい聖獣です。
営業中は玄関を向き、一日が終わると教室に向けるとよいのだそうです。

しかし最近不幸があり、金蟾さんが咥えるお金がぽっきり折れてしまいました。
お金にまつわる迷信が大好きな事務員が慌てて糊でくっつけ何とか修復しましたが
ちょっと傷が目立ちます。
みなさま、御手に触れる時はお金に気をつけて下さいますようよろしくお願い申し上げます。
ちなみに材質は紙粘土です。
2012-10-08

久仰

ベトナム語と中国語は構造が良く似ていて、
中国留学にやってくるベトナム人は訛りはあるけれどスラスラと中国語を話します。
同窓生のベトナム人によると、
ベトナム語から単語を入れ替え、文法を少し前後させれば、あっという間に中国語。
発音に気をつければ、わりと簡単に習得できるものなのだそうです。うらやましい。

さてそんなベトナム人が中国の病院へ来たお話しを一つ。
中国の大学にやってきたベトナム人留学生、ある日、身体の不調を訴え病院へ行きました。
なんでも「足が痒くてねむれない」のだそう。
御医者さまに苦痛を訴えようと懸命に話すのですが、そこは外国人、発音がちょっと少しアレ。
留学生は「脚痒」「脚痒」と言っているつもりでも
御医者さまの耳には「久仰、久仰」と聞こえてしまう。
外国人の学生にそんなことをいわれ「哪里哪里」と御医者さま。
「脚痒」「脚痒」と留学生。
「哪里哪里」
「脚痒脚痒」
とっぴんぱらりのぷう。
2012-10-01

偽札

偽札問題は、日本にいるとごくごくまれにニュースで耳にする程度ですが
中国では日常的に発生しています。
スーパーでは店員が差し出されたお札をためつすがめつするのは当たり前だし
一回のお会計で大量のお札を扱うユニクロでも中から何枚かを抜き出し機械を使い本物かを確かめています。

中国に行った旅行者・留学生だと、いつのまにかお財布に偽札がまぎれていたことがよくあります。
私も中国のお店で渡したお札が偽札だと指摘され冷や汗をかいた思い出があります。
お店を出たあと中国人学生に電話をかけ小一時間偽札の見分け方をレクチャーいただきました。


中国人がまず確かめるのは「触った感触」
毛沢東の髪やボタンは浮彫が出る特殊印刷が施され、ざらざらしています。
スーパーで店員さんが一番使う識別方法です。
といっても人民元に慣れていない日本人にはさっぱりわかりませんし
お札が古くなると浮彫も薄くなるためあまり使えません。

つぎは「安全線」
アメリカドルのように、1枚のお札の中にきらきら光る帯状の銀紙が織り込まれ
そこに該当するお札の数字が書かれています。
銀紙を光にかざすと、20元なら「20」100元なら「100」と文字が浮かび上がる仕様です。
中国の映画では本物と確かめるためにお札を破って安全線を抜き出す場面が見られます。
これが一番わかりやすいでしょうか。

さらに「音」
お札を手に持ち振るうとぱらぱらと独特の乾いた音がします。
ニュースでは警察が本物と確かめる為耳元で動かしている光景が良く見られます。

慣れてくると「色」
1~100元札はそれぞれ異なる色が使われています。
その色に見慣れてくると、偽札のわずかな薄さ濃さが大きな違いとして見えてきます。

変ったところでは「書かれた名前」
中国の学校では現金で何らかの費用を回収しています。その際偽札の不正使用を防ぐため
学生に自分の名前をお札に書かせ提出させます。スーパーでおつりをもらうとき
たまに名前が書かれている札を受け取りますが、それはつまりそういうことです。

偽札と聞いて「大きさが違うんじゃないか」と思われる方もいるでしょう。
しかし中国では本物同士でもそれぞれ大きさが異なるため鑑別の目安にはなりません。

日本人は受け取ったお金を確かめるのは無礼だと考えそのまま財布に入れるかたが多いですが
国が変われば礼儀も変わります。がっつり確かめて下さい。
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