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2012-12-10

中国の狼小説

休日、中国の書店では児童コーナーが親子連れでにぎわっています。
あちこちで「あれがいい」「これがいい」と相談しながら選んでいるので
よくそばで盗み聞きしながら、子どもの間でイケてる本をチェックしていました。
彼らが面白いといった本は、確かに面白いのです。

そこで見つけた一冊が沈石渓著の「狼王夢」
タイトルから想像される勇気と希望にあふれるナントカではなく
一匹の狼の壮絶な人生が描かれています。
良くも悪くも話に甘さは全く存在せず「これ子供向け?」と驚くほど。
邦訳されていないので簡単にあらすじをご紹介します。

あらすじ---
一匹のメス狼がいた。元狼王の血を継ぐ子を生み落とし、父狼を越える狼王にさせようと考えていた。
けれど自然は厳しく、産み落とした6匹の子を平等には扱えない。見込みのある1匹にだけ大半の乳を飲ませ、
のこったわずかな乳を5匹が懸命に奪い合う生活が続けた。栄養が足りず乳がでなければ子の亡骸を噛み砕いた。
三男が先に乳を飲もうとすりよれば、激しく殴って立場を思い知らせた。
ただただ一匹の狼王をつくるために。しかし子の命は次々に消えていく。
あるものは大鷲につれさられ、あるものは慢心から熊の爪牙に打ち破れる。
もう少しで夢に手が届きそうな所で、最後の雄の子が死んでしまう。・・・
結局メス狼の夢はかなわなかった。身も心もボロボロになり、体を横たえる洞窟を探していた。
ようやく探し当てた場所には、狼王とよく似た小さな子狼がいた。
そのそばには獣が子狼を食おうと構えていた。
子狼は、メス狼の娘の子だった。メス狼の息子はすべて死に絶えてしまったけれど、
こうやって狼王の血は繋がっていき、いつかは狼王になるものが現れるかもしれない。
メス狼は身体を張って戦い、瀕死の状態で敵を追い払った。
そして子狼に最後の一瞥を向け洞窟を立ち去った。
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途中だいぶ省略していますが、大体こんな内容です。
あまりに夢のないお話ですが、文章が巧みで面白い。
次はどうなるのどうなるのと、オチを知っていても毎章ワクワクさせられます。
機会がありましたら中国語で読んでみて下さい。
児童向けかつ現代語なのでとても読みやすく、わかりやすい中国語表現を学べます。

狼の小説といえば「狼图腾」も面白いですよ。弊社物販コーナーで販売中です!(宣伝)
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