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2013-01-28

漢字の読み方

「こんなに大量の読み方、全部覚えるの・・・」
中国語初心者がまずぶつかる壁が、ピンインと声調です。
ピンインだけならまだしも声調も覚えるのだから
膨大な量に心が折れそうになります。
中国人はこんなの全部覚えてるのかと尊敬しますが
彼らも漢字の正しい発音を全て記憶しているわけではありません。

例えば私の名字「堤」は中国人にとって初見殺し。
「大堤」など一般的な単語に使われている漢字なのに
一文字だけにされると途端に読めなくなります。

つまり中国人は漢字ひとつひとつの読み方を記憶しているわけではなく、
組み合わせで覚えているのです。
更にいえば、文字に頼るのではなく、会話の習慣に頼っているので
このように筆記となるとてんで駄目になるわけです。

書けば書くほど、筆記面の知識が増え
話せば話すほど、発声の習慣が身に付きます。
続けていけば、漢字が単語に、単語が会話に繋がります。
毎日ちょっとずつ頑張りましょう。
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2013-01-24

小橘灯

中国の児童小説作家である冰心さん。
清に生まれ、民国を生き、新中国に去った彼女の作品は
どこまでも優しく、静かに語りかけてくる母親のような
柔らかさがあります。

冰心さんの作品の中でもおすすめは「小橘灯」
訳すと「みかんの提灯」
ある田舎の夜半に起こった小さな出来事が描かれています。
以下あらすじ・・・

****
旧正月の前日「わたし」は友達の家をたずねた。友達はちょうど出かけたところらしく
友達の家に入り帰りを待つことにした。
新聞を読んでいるとドアのあく音がした。見ると小さな女の子がいた。
どうしたのかと尋ねると、女の子はおずおずと、母親が病気で先生を呼びに電話を借りに来たという。
「わたし」が代わりに電話をしてあげると感謝して帰ろうとした。
どこに住んでいるのと聞くと、ここから遠くない果物の木の下に住んでいるという。
女の子は歩いて帰った。
外が暗くなってきた。友達はまだもどらない。
女の子と母親が気になりいてもたってもいられなくなった「私」は
みかんをいくつか買って、先ほど聞いた女の子の家へ向かった。
石畳を歩き女の子の家へ着いた「わたし」はドアをノックした。
出てきた女の子は驚き、にっこり笑って「わたし」を中に入れた。
病気の母親は目を閉じベッドに休んでいた。布団のところどころに血の跡が点々としている。
「先生が注射していったから・・・だいぶ良くなったの。また明日先生が来てくれるって」
買ってきたみかんを床に置き、そのなかから一番大きいものを取り出し皮をむいた。
「あなたとお母さん、ほかに誰と住んでいるの」
「だれもいないの、お父さんは外へ行っちゃったし・・・」
女の子はそれ以上何もいわなかった。・・
外はもう暗く、「わたし」は帰ろうと立ち上がった。
すると女の子は「わたし」をひきとめ、すばやく
麻を通した大針で、おわんのように中身をくり抜いたみかんの皮を四方から刺し
竹棒で吊るして、短くなったろうそくをベランダから持ってきて、みかんのなかにたて、火をともした。
「もう暗くなったし、すべりやすいから、これで道を照らしてもどってね」
みかんの提灯を渡しながら女の子はそう言った。
女の子に御礼を言い、外まで送ってもらった「わたし」はそれ以上何を言えばいいかわからずまごついた。
すると女の子は「わたし」を励ますように言った。
「もう少ししたらお父さんは帰ってくるし、そしたらお母さんもきっと良くなるよ」
小さな手でまるをえがき、その手で「わたし」の手を撫でた。
「私たち、みんな大丈夫!」
女の子が言う「私たち」のなかには、明らかに「わたし」も含まれていた。
小さなみかんの提灯をぶら下げ、私は来た道を戻った。ぼうっとほのかに照らす提灯。
遠くまで照らすことはできないけれど、
女の子の落ち着き、強さ、あっけらかんとしたこころに奮い立たされ、
まるで眼前に無限の光明があるように思えた。
友達は既に帰っていた。みかんの提灯を見るとどうしたのと尋ねてきた。
事の顛末を話すと友達は驚いた。
「あの木匠の!どうやって知りあったの?」
「1年前、山の下の病院で、学生が数人、共産党と見なされ連れられて行ったのよ」
「あれ以来、木匠も消えてしまったわ」
「連れ去られた学生の代筆をよくしていたみたいで・・・」
その夜「わたし」は友達の家を離れ、もうあの女の子と母親の消息を聞くことはなかった。
新年を迎えるたび、わたしはあのみかんの提灯を思い出した。
12年が過ぎた。
女の子のお父さんはきっと帰ってきて
あのお母さんもすっかり良くなっただろう。
だって、「私たち」はみんな「大丈夫」なのだから。
***
2013-01-21

むずかしい「気」

中国語学習を始めたばかりの頃は辞書がないと何もできませんでした。
初めて触れる単語、どの様に訳せばいいかわからない単語は
辞書を見ればたいていは解決しましたが
言葉は生き物、辞書も万能ではありません。

日→中訳で一番難しかったのは「気」

気を使う
気にする
気になる
気に入る
気が滅入る
気の持ちよう
気が移る

「気にする」とかなかなか辞書で見つからない!
「気」で長いことページを探ってようやく小さな記述が見つかります。
中国語を知っていればすぐに「在乎」「介意」等と分かりますが
辞書に頼っている間はなかなか気づけません。
これら「気」にぶつかるたび、
自分がいかに日本語を理解していないか思い知らされました。
翻訳とは字のまま訳すのではなく、意味を訳すもの。
日本語の意味を知って始めて外国語に訳せるもの。
外国語学習は、日本語を深く知るための過程だと考えます。
2013-01-17

肉包子

中国の街中・スーパーにちょいちょいある肉包子店。
見た目・作り方は日本とあまり変わりませんが、そこは本家本元。
一口かじると大量の肉汁があふれ出て、口いっぱいにじゅわっと美味しさが広がります。
慎重に食べなければ服を汚してしまうのですこしばかり注意が必要です。

肉包子は都市から離れるほど大きくて安くて美味しいものをいただけます。
物価のじわ上げで1.2元→1.8元に値上がりした時は
社会の成長をおおいに恨みましたが
まあこんな美味しいものを安く買うのもあれだなと変わらず頂いておりました。

そうそう、日本の包子と違う点が一個。
中国のコンビニ包子は美味しくありません。
中国初日にお腹がすいて街をふらついていると中国コンビニ発見。
レジでは煮卵やら包子やらを売り、雰囲気は日本と変わりません。
「よっしゃ」と野菜肉まんを買い部屋に戻って食べると
なにこのコレジャナイ感。
中国コンビニは肉まんに限らず食べ物がアレなことがおおく
日本のコンビニほど寄り付いたことはありません。
上海のような都市はファミマとセブンイレブンが多くてその点うらやましかったです。
2013-01-14

綺麗なお金

中日言語学院では学生さまへのお釣りに使うお札はすべて新札でお渡しします。
ちょっとしたことですが、いつも学生さまに喜んでいただいております。

そこで本日はお金にまつわる中国話を一つ。
中国生活から日本へ戻ると驚くことが一点。
日本はお金がとても綺麗。
日本の御札はほぼ、財布の折しわのみ。
お店でくしゃくしゃな札を受け取ることはほとんどありません。
しかし、それを当たり前と思っていると中国でえらい目に遭います。

中国現地では財布を使う習慣があまりないのか、
若者を除き、受け取ったお金を財布に入れる人の姿を見かけません。
ほとんどの方はもらったお札を裸のままポケットにしまうため
中国元は9割9分ぼろぼろです。
だからお店で受け取るお金もほぼくしゃくしゃ。
始めてみたときはホントにお金かと疑うレベル。

さすがに硬貨は大丈夫だろうと侮るなかれ。
「自動車道に数日放置され砂利とタイヤ挟まれ続けた挙句雨ざらしに遭ったあと拾われました」
とでもいいたげに痛ましく傷ついた1元硬貨を受け取ったことがあります。
お金の扱いに対する考え方が日本とだいぶ違うなと感じる日々でした。

新札だろうとボロボロだろうと紙幣価値は変わりません。
けれどお財布に入れるのは綺麗な方がいい。
受け取ったお釣りにボロボロのものがあれば、その場で交換させる術を身につけました。
はじめのうち
「我要漂亮的」と申し出ていましたが、中国人に確かめると
「我要干净的」が正しいのだそうです。

「きれい」と「清潔」
外国語を学ぶと環境による意識の違いにぶつかることがままありましたが
この件は強く脳裏に焼き付きました。
2013-01-10

「几位?」に対する答え方

日本人留学生がわりと口にする疑問。
「飲食店に入ると店員が‘几位’と人数を尋ねてくる。どう答えるのが正しいのか?」

日本では「何名様ですか」と聞かれ「1名」は間違いで「ひとり」と答えるのが正しいとされています。
それをふまえ「一位」と答えるとおかしいのではないかという疑問。
現地で聞いていると「位」の使用率が圧倒的。
しかし日本語の習慣に合わせると「一个人」ではないか。
客が「位」と言うなんて少しおかしいんではないか。

一般的に中国語では「一位」「一个人」どちらも間違いではありません。
そのうえ北京大学のお偉い先生に言わせるとこれは「オウム返し文」であり
「几位」と聞かれ「一位」と答えるのは自然な返答で、全くおかしくないのだそう。
そんなものかなあと思いつつ、いやいややっぱりそれはないと
留学中ずっと「一个人」で通してきました。
中国人学生「就随你了!」
2013-01-07

珍珠奶茶

タピオカ入りミルクティ
蘇州や上海でよく見かけたこの飲み物。
タピオカ入り「チャイ」じゃないの?
いえいえ、中国がミルクで茶を煮出すなんて手間はかけません。
紅茶っぽい粉末に牛乳っぽい液体を混ぜ、かつシロップっぽい液体を混ぜたミルクティです。
ミルクティをカップ注ぎ、黒くて丸い物体をおたまでぽとぽと落としてできるタピオカ入りミルクティ
見た目は奇怪ですが飲んで見るととても美味しい。あれだけいい加減な材料でなぜ。
黒くて丸い物体とはすなわちタピオカ。
中国で見かけたタピオカは基本的に黒蜜で黒く染まり
大きさはさくらんぼほどで、食感はモチモチ。
ミルクティは甘さ控えめ、夏は冷たく、冬は温かくいただけます。
台湾からやってきたCOCOという飲料店のが一番安くておいしいです。
現在では中国全土に出店しているようなので一度お試しあれ。
2013-01-03

糖葫芦

●●●●●-
姿かたちはこんな感じの冬のお菓子。
さんざしは酸っぱめの紅い実。
それを竹串に5個ほど刺し、飴をからませた単純だけどとてもおいしいお菓子。
飴は空気にさらせばサンザシの形に沿って固まり、
てらてらと輝く黄金色のむこうにサンザシの紅が透けて見えます。
ひとくちかじると、ぱりぱり音をたてて飴が割れ
サンザシの酸味と絡み合い、程よい甘みが口のなかに広がります。
サンザシのちいさな種が口のなかでぽろぽろと転がり、種だけ吐き出すのは至難の業。
種だけを残して食べられればあなたはすでにたんふーるー通。
個人的には中国のどんな料理もこれにはかなうまいと思いました。
暖かくなると飴が溶けてしまうので、冬にしか食べられない貴重なお菓子です。
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