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2015-03-30

生姜飴

蘇州大学では修学旅行で観光地をあちこち回りました。
少林寺、黄河、兵馬俑などなど色々連れていかれましたが
ぼんやり後をついているだけなので、「広い」「暑い」が精いっぱいの感想。

さて次に連れていかれた河南省洛陽の龍門石窟で広い敷地内をがっつり歩き
出口付近でみんなを待つ時間を利用してぶらぶらお店を冷かしていると
「手工姜糖」というお店がありました。
なぜそこに目を引かれたのかというと
店先でいかついお兄さんができたての大きな飴のかたまりを
フックにかけてぐるぐる伸ばして畳んで伸ばしていたからです。

出来立てなのでまだ柔らかく、伸ばすほど生地に筋が生まれていきます。
伸ばした生地を一度たたむことによって生地の中に空気を練りこんでいるようです。
お兄さんは一心にぐるぐるしていて、無駄な動きがありません。
いつまでも見れそう、と思っているとお兄さん生地をまとめて中へ持っていってしまいました。
見るものがなくなったので、その場を去り、バスに乗り込みました。

しばらくするとみんなお土産を買っていたようで、
「はいどうぞ」とクラスメイトより渡されたのが先ほどの「手工姜糖」
(さっきのお兄さんのだ)と思いながら口に放り込むと、
生姜のピリッとした味が舌を刺激したかと思うと、
ジュワッと飴が溶けてしまいました。
後には飴のやさしい甘さがふわっと口に残るのみ。
堅そうな飴に見えたのに、空気を練りこみまくった為に
これまでに味わったことのない食感でした。
これは買わないと!と思ったときには時すでに遅く、バスはすでに駐車場を出てしまいました。
その後蘇州に戻って一生懸命「姜飴」を探すのですが、
生姜味の飴はあるものの、あの触感の飴はいくら探してもどこにもありません。
洛陽限定品なのかと諦めそのまま日本に帰ってきました。

さて先日、別件で台湾の観光を調べていたら「糖葱」という単語を発見。
写真を見ると形は異なるけど「姜糖」と同じつくり。
歴史を調べると日本統治時代に伝わった(?)らしい。
つまり日本にもあるのかもと思って調べると
出るわ出るわ。いろんなお店で売っているので
手ごろなお店の通販で注文し、届いたので食べるとまさにあの食感。幸せ。
これは家族に食べさせようと、薦めると食べたうえで「ふーん」といわれました。
思い出の味って人には理解されにくいのです。
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2015-03-23

サイゼリア

中国にはサイゼリアがあります。内装もメニューも日本と一緒で
価格設定は日本と同じく、現地でも安く感じられるものでした。
味も日本と全く同じです。中国国内の工場で作られているようです。
食堂(5~7元)よりは贅沢したいけど、あまり
お金は使いたくないなという時に重宝していました。

ある日、講座の閑話休題として女性講師が外食について話していました。
同じく中国進出していたピザハットは「美味しいけど高いよね」という内容だったのですが、
「学校近くにできたイタリアンなんて価格がとんでもない!」と転じて
「スーパーのサイゼリアが最高じゃない、安いし、”美味しいし”」
ここで日本人留学生に同意を求めるような視線が送られましたが
全員下をうつむいて一言も発せず。
サイゼリアの理系社長が店を作った時のコンセプトが「まずくはない」を
伝えようか迷ってやめておきました。
2015-03-16

プルースト効果

ある香りをかぐと、当時の記憶が呼びさまされることがあります。
街を歩いていると、唐突に冬の北京の街並みが目の前によみがえり
ギクッと足が止まり、それとともにおぼえる感情が心細さ。
びくびくしながら周りを見回すと
近くに中華料理店と独特の香辛料の香りがただよっています。

北京に留学したばかりのころ、学生カードがまだ発行されないので
学生食堂でご飯を買うことができません。
かといって町のレストランに入る自信もなくて
お腹をすかせながら道をうろうろしていました。
レストランの周りは必ず例の香辛料が漂っていて
異国に来てしまったのだなと、ただ感じていました。
あのころは何もかも必死で自分を顧みる余裕もありませんでしたが
今思い出してみると自分も寂しかったのでしょう。
いまだに本場の中華料理店に入ると感情が高ぶって
味がわからなくなるので、別の意味で近寄りがたい存在です。
2015-03-09

オレオ

実家ではオレオを食べるという習慣がありませんでした。
一度だけ、小学生のころ通っていた英語教室で
英語の先生にもらって食べたことがあります。
オレオは真っ黒なクッキーに真っ白なクリーム。
初めてみたときは黒さが異様に感じられて
本当に食べ物かと訝しみましたが
一口かじるとサクサクと甘くて、
「食べられるんだ!」とまず驚きました。
しかしオレオを食べたのは結局その1回きり。
母親が気に入らないお菓子は口にできず、
お店でこれ美味しいよと母にねだっても
黒さが嫌なのか買ってもらえませんでした。
そのため大学に入るまでオレオの存在は忘れていました。

そして中国へ留学。お腹がすいたのでスーパーでなんか買おうと
お菓子売り場をうろうろしていると、なんとあのオレオを発見。
しかも日本より味の種類がたくさんある。
味を知っている安心感も手伝ってプレーンオレオを購入。
部屋に戻って黒いのを一口。まず感じたことはやっぱり
「食べられるんだ!」でした。
味は分かっているはずなのに不思議。
原体験は大切です。
2015-03-02

中国で学んだ服の買い方

ある日、たまには学んだ中国語を活かして
買い物したいなと、ネットをポチポチしていると
学校からバスで乗り継いだ先に服市場があるようです。
店員に話して自分好みの服を探し値段を交渉と、
今の目的にかなっている。
早速休みの日に一人で行ってみると、
古いビルの中に小さなテナントがぎっしり入り
その小さな店先に服があふれていました。
ふらふらと中に入り、手当たり次第に服を物色。
これ可愛いな、でも、らおばん(店主)怖そう。
こっちの店員さんもちょっといかつくて話しかけにくいな。
ヘタレつつ、ようやく店員さんが若い女性のお店に到着。
紺色の柄がかわいいシャツを見つけて早速交渉開始。
「これいくらですか」「安くしてくれませんか」「これをおまけしてください」
教科書にあった台詞を十何回と頭の中で繰り返したにもかかわらず、
上手く言葉が出てきません。圧倒的に経験値が足りず
交渉レベルにまで達していないことにその時ようやく気づきましたが
すでにエンカウントしているので逃げるわけにはいきません。
ほしい金額と「どうですか?」を繰り返し、
最終的には120元から80元への値下げに成功。
始めて交渉が上手くいった嬉しさから、その後しばらくは
そのシャツをヘビロテしていました。

一時帰国ではその服を日本へ持って帰り
母に交渉の事を話して服を見せました。
すると母は服をあちこち裏返し、襟をめくると次のお言葉。
「今の日本の服はチェックが厳しいからそんなことないけど、
中国だから、ちゃんとこういうところも見ないと駄目よ」
めくられた部分を見ると、襟のめくったところ一面に
白い糸がメタメタに打ち込まれていました。
「ミシンの返し縫を長めに50回ほど繰り返したらこんな感じだよね」な光景。
以後、中国でも日本でもユニクロでも服をめくって裁縫を確認する癖がつきました。
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